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ギターの種類を覚えよう!フェンダー「ジャズマスター」

ギターの種類を覚えよう!フェンダー「ジャズマスター」

フェンダー「ジャズマスター」

 

ジャズマスター

ジャズマスター(Jazzmaster)は、1958年フェンダー社によって新しく発表されたエレクトリック・ギターです。

 

 

ストラトキャスター・テレキャスターからの

 

ジャズマスターは当時、既に発売されていた「ストラトキャスター」や「テレキャスター」の上を行くフェンダーの

トップグレードモデルとして誕生しました。要するにフェンダーにとって期待の星だったわけですね。

 

フェンダー「ジャズマスター」

 

ジャズマスターが世に出た当時、ギブソンの「レスポール」はジャズギタリストたちによって愛用されていましたが

フェンダーから発売されているギターを、ジャズというジャンルで愛用するギタリストはほとんどいませんでした。

 

ストラトやテレキャスの音はジャズに好まれなかった

今でこそジャズでも使用されるスタンダードなギターとなった「テレキャスター」や「ストラトキャスター」でさえ

当時はこれらの名機をジャズで使用するギタリストは少なかったんですね。

ストラトキャスターやテレキャスターの音色の特色として「ジャキジャキ」というような表現がされますが、これは

尖ったような音を表しているもので、そういった理由からジャズというジャンルで好まれる音ではなかったんです。

 

ジャズという音楽界でのギブソンとフェンダーの争い

当時のジャズというジャンルにおいてギタリストたちに愛用されていたギターは「ES-175」などに代表される

フルアコースティック・ギターが主に使用されていました。その流れを受けている「レスポール」もソリッドギター

でありながらジャズで広く使われていたんですね。つまりジャズというジャンルはギブソンが占めていたわけです。

 

ギブソン「ES-175」

 

そこでレオ・フェンダー(フェンダー社の創設者)はジャズギター界にも自分の会社のギターのシェアを拡大すべく

ジャズに対応出来るエレキ・ギターの開発に着手しました。そこから生まれたのが、この「ジャズマスター」です。

「ジャズマスター」という名称は、まさにこれに由来しています。ほとんどジャズのイメージはないと思いますが。

 

 

ジャズマスターってこんな感じのギターだお

 

ここまでジャズマスターが誕生する歴史的な背景について解説をしてきましたが、一応はジャズをターゲットにした

ギターということで、どんな特徴を持っていてどんな音を出すギターなのか参考までに少し紹介したいと思います。

 

実際に自分の耳で聴いてみるといいのだよ

言葉で説明するよりも実際に見て聞いてもらった方がイメージしやすいと思いますので、ジャズマスターを演奏する

有名なジャズギタリストである「ジョー・パス」のプレイをネットで検索して聴いてみてもらえればと思いまする!

 

ジョー・パス

 

当時、保守的な傾向の強かったジャズギタリストたちの間では流行らなかったジャズマスターですが、その代わりに

大ブレイクしたのが「インストゥルメンタル・ミュージック」及び「サーフ・ミュージック」というジャンルです。

「Beach Boys」や「ベンチャーズ」などのバンドに代表される「テケテケテケテケ」という感じのあのサウンド。

 

テケテケってどんな音だよ説明しろや!

これがですね、僕も最初何言ってるのか分からなかったんですよ。講師の加藤さんが「テケテケ音」とか言い始めて

最初この暑さで頭おかしくなったんじゃね?とか思ったわけです。テケテケって、学校の怪談の妖怪かよ!ってね。

がしかし「テケテケ」という音はどうやら実際にあるらしい。というわけでね「ギター テケテケ」で調べてみた。

 

検索したら普通に出てきた件について

なんかその、色々と申し訳ありませんでした。妖怪のテケテケも検索で出てきたけどギターのテケテケもあったね。

「ギター テケテケ」の検索ヒットぱない。右側の広告に「テケテケの動画が見れる」って出てきたのくそワロタ。

誰がクリックするんだよ。にしてもテケテケって音がまだいまいち良く分からなかったので実際にやってもらった。

 

テケテケ

「テケテケ〜。テケテケテケテケ〜!テッケテケ〜。テッケテケテ〜!」

 

 

お分かり頂けただろうか?

完全にジャズマスターの解説から遠ざかってる気がするのでそろそろ元に戻しといた方がいいですよね。てへぺろ。

「テケテケ」という音は6弦の12フレット辺りからブリッジミュートしてヘッド側にグリスダウンする奏法です。

グリスダウンというのは、スライドに似ている奏法ではあるんですが開始の音がハッキリしないので少し違います。

 

言葉で説明するよりも実際にやってみると分かりやすいので、6弦12フレット辺りを押さえてもらってブリッジを

右手でミュートしたまま左手を6弦12フレットからヘッド側にズラしながら6弦を連続で弾きまくる感じですね。

言葉で説明するのは難し過ぎる(泣)ネットで検索してみると動画が色々とアップされてるのでそれを見て下さい。

 

 

ジャズマスターの構造やサウンドの特徴について

 

これらの音の特徴を持つジャズマスターは、サスティーン(音の伸び)の少ないタイトなサウンドやバッキングとソロ

のサウンドを瞬時に切り替えられる6弦側に搭載された「プリセット・スイッチ」が実用的で特徴的なギターです。

バッキング(伴奏)用に設定したサウンドとリード用に設定したサウンドをスイッチ1つで切り替えられるという!

 

ジャズマスターのこれまで

1966年からはポジションマークが丸いドットマークから四角いブロックマークに変更されました。

ネックにはバインディングと呼ばれるラインが入るなど、上位機種として更にルックスに磨きをかけていくのです。

 

ジャズマスター

 

その後も何度かマイナーチェンジをしますが70年代以降は「フェンダーの看板機種の座」をストラトキャスターに

譲り渡すこととなり、1980年頃にはロックギター界では「伸びのあるディストーションサウンド」が求められて

サスティーン(音の伸び)の少ないジャズマスターは、生産数が徐々に減少していき製造中止になってしまいます。

 

しかし多くの復刻を望む声もあってか1986年よりフェンダー・ジャパンにて復刻版を発売することになります。

そして1999年よりフェンダーUSAでも再生産・再販売が始まります。だって最高にいい音出すギターですもん。

 

ジャズマスターのサウンド

ジャズマスターのサウンドの特徴としては、後にこのジャズマスターの上位機種として発売されるジャガーと同様に

「フローティング・トレモロ」を搭載していることによって、ストラトキャスターに比べて滑らかかなアーム操作が

可能になっています。また「プリセットボリューム/トーン」によってサウンドの切り替えがスイッチ1つで可能。

 

トレモロユニット

 

フローティングというのは「浮いている」という意味で、ストラトのトレモロ・ユニットとは少し違うものですね。

構造がどうなってるかなどを解説するとなると文章では難しい部分があるので、調べてみると良いかもしれません。

 

ジャズマスターのピックアップ

ピックアップセレクターはジャガーのようにフロント/リア/ローカットと独立したタイプではなく、3wayトグル式

になっていて、ややシンプルな構造が特徴です。ピックアップはシングルコイルですが、ストラトキャスターなどの

通常のシングルコイルよりも大きいサイズでギブソンの「P-90」というピックアップに近い形状を持っています。

 

ジャズマスター「ピックアップ」

 

サウンド面においてはストラトキャスターのピックアップに比べてジャズマスターはコイルの巻き数が多いという点

から磁力が高くなることによってサウンドを電気信号に変換する出力が通常のシングルコイルよりも高くなります。

その結果としてストラトキャスターやテレキャスターよりも「太く」「甘い」トーンのサウンドが繰り出されます。

 

しかし、同時にフェンダーらしい「高音の煌びやかさ」も兼ね備えていてこちらも個性のある音色を持っています。

その名の通りジャズギタリストが好むような甘いトーンを「フロントピックアップ」が演出する特徴を持つのですが

「リアピックアップ」に関しては歪ませても非常に荒々しいサウンドを奏でてくれるという大きな魅力があるのだ。

 

ジャズマスターのこれから

現在においては、このギターについて「ジャズ」という印象はかなり薄く、代わりにベンチャーズに代表される様な

サーフ系バンドのギタリスト(いわゆる、テケテケサウンド)を皮切りに、ガレージロック、オルタナティブロック

という流れを経ているようです。

 

フェンダー「ジャズマスター」

 

近年ではシューゲイザー系のギタリストにも愛用されるなど、大胆に歪ませてジャカジャカ!!といったサウンドを

ワイルドに掻き鳴らすロックなイメージの方が強いかと思います。ジャズマスターという名前からは想像できない笑

 

 

ジャズマスターまとめ

 

「ジャズマスター」というギターは、もしかしたら「レスポール」や「ストラトキャスター」よりもロックなギター

なんじゃないかなー。と個人的に思ったり思わなかったりしてます。持ってる人はそんなに多くないギターですが。

 

今回この記事を書いていて、ジャズマスターめっちゃ欲しくなりました(笑)まぁ前から欲しかったんですけどね!

レスポールやストラトをロックとして使う人が多い中、あえてジャズマスターで荒々しくも甘いサウンドを奏でる。

か、かっこよくないですか・・・!?ジャズマスターは色々と扱いが難しい部分もありますが、僕は好きなのです。

 

ジャズマスター  ジャズマスター

 

よく巷で言われる「弦落ち」という現象を防ぐために、ブリッジを「マスタリー・ブリッジ」に交換してあげるなど

実戦として使う場合にはカスタマイズを施してあげると良いかもしれません。それもギターの楽しみの1つですね。

以上、フェンダーの「ジャズマスター」に関する解説でした。前にテレキャス買う言ったけどこっちに浮気しよ!笑

 

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